活き生きネットワーク

設立趣旨書

設立趣旨
高齢化・少子化・核家族化が急激な速さで進み、家族の機能も大きく変わってきました。人間が生きていくために必要な、最低限でありながら個々人の間では非常に多様な要求に対して、過去の家族体制では応えることができました。
例えば子供や高齢者の面倒をみることも、 大家族だったからこそ、 家族という閉じた世界の中で可能でした。ところが現在のような家族の人数が少ないと非常に不安です。

育児や介護は24時間・365日のケアで、世話をする者の実質的な負担は昔も今も変わりませんが、家族ではなく、個人に責任と負担がのしかかってるという困難な状況です。 
こんな状況で、子供や高齢者、そしてその世話をする家族それぞれから「助けてほしい」 という声が、だんだん大きくなってきました、また、一方で自分自身がそういう経験をした人、地域の人、「ぜひ力になりたい」という人々もたくさんいるのです。

そして、行政機関や民間企業、社会福祉法人などもボランティアの人など、育児や介護のケアをするサービスを用意しています。
私たち「活き生きネットワーク」が目指しているのは「助けてほしい」という人と「力になりたい」という人々・諸機関の間を結ぶシステムとしての活動です。
「助けてほしい」 内容は人間の営みそのもの 「生活」そのものであり、 過去においては家族の中で解決できたことで、きっとだれにでもできることでしょう。
しかし、24時間365日という「生活」を共にしないものが「助けてほしい」に応えることは難しいことです。
先程も述べましたが、人間が生きていくために必要最低限のことは、例えば「衣食住」の「食」つまり料理なんてだれにでもできる簡単な事でありながら、その要求は人によって実に多様です。
なにより、生きているという日々の営みですから、共に生活していかなければ今日は何が食べたいのか、何がおいしいのか本当は分からないのです。

また 「介護」 も医療との境ぎりぎりの程度から、個人が快適で幸福な生活を自分一人では身体的に行なえない程度まで、さまざまです。また、 「力になりたい」 側も、どんな形で力になることができるのか、公的機関の場合もどんな状況の人を対象とした公的サービスなのか、 各種民間企業や法人の場合もどんなサービスを実施できるか、実に多様です。

高齢者自身があるいはその家族が「助けてほしい」と思ったとき、「力になりたい」人や諸機関を自分で探そうとすると、まず自分がどんなサービスを必要としているのかを客観的に具体的に、 そして多くの電話をかけて相手がどんなサービスを提供できるかという情報を入手しなければならないので、大変です。

実際、「生活」という総体をバラバラにして「サービス」として一つ一つ列挙するのは「助けてほしい」人にも 「力になりたい」人にも、一見具体的な作業でありながら、心も体も家族も地域も一体となって「生きていく」という全体的行為の多くの部分を見落としてしまいます。

人間社会の精神的側面、物理的側面をはじめ、トータルなケアを過去12年間の活動の中で考えてきました。 「力になりたい」と思う人々や、各団体や各分野の方々(ワーカー、医師、薬剤師、介護士、ソーシャルワーカー) とのネットワークが連携して、「助けてほしい」人が必要としているものに応え、もっとも適切なものを提供していくことを使命としています。

具体的には、子育て支援プランとしてベビーシッター・ 家事清掃サービス・ 母親教育講座開設等、介護支援として病人介護・高齢者介助等、心のケアとしてカウンセリング・医療機関紹介・各種団体紹介等、豊かな住環境設備として新築・改築・バリアフリー住宅・電気・水道工事等の専門業者紹介、 また会員相互のネットワークを生かして、 各種講座や勉強会を開設していくことで、保健福祉の増進、 社会教育の推進、 子供の健全育成を計る活動に寄与することを目的としています。

会の構成は 『よりよい生活環境を整えるための相互扶助』 の精神からケアサービス利用者、 ケアスタッフ双方が会員となります。
その他に支援スタッフとして各専門業者とのネットワークを構成します。

ネットワーク家族論という新しい地域社会構成を構築し、「悩める社会」「家族の困り事」に真撃に応援していくことで「愛あるサービス」を実行していきます。

私たち「活き生きネットワーク」が目指しているのは「助けてほしい」という人に「力になりたい」から、 「力になるネットワークを拡大する」 ことです。「助けてほしい」 人と、「力になりたい」という人々・諸機関の間を結ぶシステムをもっともっと拡大することです。

「助けてほしい」人が、また別のときには「力になりたい」側になることもあるのですから。

ひとりでも多くの皆様と情報を与え合い、仲間になっていただくことで、ネットワークの和が広がることを期待しつつ、この活動を発展させていきたいと思います。